2007年07月29日

ありがとう

歳のはなれた従姉妹のおしゅうとめさんが、突然なくなった。このおばさんは働き者で、私の従姉妹は結婚してから一度もご飯を作ったことがない。「材料を買っておけば、おばー(ばあちゃん)がつくっておいてくれるのよ」とニコニコしている。
従姉妹は親戚から、「幸せまれ(生まれ)」をしているといわれている。おばさんは面倒見がとてもよくて、嫁の従姉妹の私までかわいがってくれた。大学時代、「おばさんのサトウテンプラが食べたいなぁ」と従姉妹に言ったら、ダンボール箱いっぱいのサトウテンプラが送られてきたことがある。トイレ共同の風呂なしのアパートに住んでいたので、アパート中の人におばさんのサトウテンプラを配った。すると、急にアパートの住人と打ち解けた上に、函館出身の人から「今朝の朝市で買ったホタテ、親がたくさん送ってきたので」と袋いっぱいのからつきホタテをもらった。酒と醤油をかけて、直火であぶっておいしく食べた…。
おばさんは私の姉にもサトウテンプラを送ってきてくれたそうだ。


孫が帰ってきて、倒れているおばさんを見つけたのだが、夕食のお汁をつくって、カボチャを切っているときに倒れたそうだ。
息子は「うちの母ちゃんらしいよ。最後までご飯つくって」と言っていたそうだ。
皆それを聞いて、涙した。
さて、家事をしたことのない従姉妹は、これからどうするのか…。
親戚一同、ちょっと心配している

私は今病気なので、お通夜もお葬式もいけなかった。
おばさんはやさしくて、働き者で、温かい人だった。
おばさんありがとう。


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Posted by うと at 19:18│Comments(0)雑記
 
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